小児科なら岩倉市ののざき内科・循環器内科へ

院長ブログ

そのいびき、大丈夫?睡眠時無呼吸症候群|岩倉市の循環器専門医が解説

2026年8月8日

「いびきがうるさい」「寝ている間に息が止まっていた」とご家族に指摘されたことはありませんか。愛知県岩倉市の のざき内科・循環器内科です。寝苦しい夏はとくに睡眠の質が落ちやすく、日中の眠気やだるさを「暑さのせい」と考えてしまいがちです。しかし、その眠気の背景に睡眠時無呼吸症候群が隠れていることがあります。今回は、循環器専門医の視点から、いびきと心臓・血圧の関係、受診の目安についてお話しします。

睡眠時無呼吸症候群とは、どんな病気でしょうか

睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に呼吸が止まったり、浅くなったりすることを繰り返す病気です。多くは、のどの奥の空気の通り道が狭くなることで起こります。空気の通り道がふさがれるたびに体は目を覚まそうとするため、ご本人は眠っているつもりでも、脳と体は十分に休めていません。

肥満のある方に多い病気として知られていますが、日本人は骨格の影響で、やせている方や女性でも起こることがあります。あごが小さい方、扁桃が大きい方、鼻づまりのある方、飲酒の習慣がある方なども、いびきや無呼吸が起こりやすいと考えられています。

循環器専門医が気にかけている、心臓・血圧とのつながり

循環器内科の立場から睡眠時無呼吸症候群を重く見ているのには理由があります。呼吸が止まるたびに体内の酸素が不足し、交感神経が緊張して、血圧や脈拍が上がります。これが一晩に何度も繰り返されると、心臓と血管には夜通し負担がかかり続けることになります。

その結果、睡眠時無呼吸症候群のある方では、高血圧、不整脈(とくに心房細動)、狭心症や心筋梗塞、心不全、脳卒中などのリスクが高まる可能性があることが、国内外の研究で示されています。とくに、複数のお薬を飲んでいてもなかなか下がらない血圧(治療抵抗性高血圧)や、朝方に高くなる血圧の背景に、睡眠時無呼吸が隠れていることは珍しくありません。糖尿病や脂質異常症を合併しやすいことも知られています。

「いびきは体質だから」と放置されている方が多い一方で、適切に診断して治療を行うことで、日中の眠気が軽くなったり、血圧の管理がしやすくなったりする場合があります。生活習慣病の治療がうまくいかないときこそ、睡眠を一度見直していただきたいと考えています。

こんな症状があれば検査をご検討ください

次のような症状に心当たりがある場合は、一度ご相談ください。ご自身では気づきにくい病気ですので、ご家族からの指摘はとても大切な手がかりになります。

  • 大きないびきをかく、いびきが途中で止まると言われた
  • 寝ている間に呼吸が止まっていると指摘されたことがある
  • 十分に寝ているはずなのに、日中に強い眠気がある
  • 起床時に頭が重い、口がからからに乾いている
  • 夜中に何度も目が覚める、トイレに起きる回数が増えた
  • 薬を飲んでいても血圧が下がりにくい、朝の血圧が高い
  • 健診で不整脈や心臓の肥大を指摘されたことがある

なお、夜間や早朝の胸の痛み・締めつけ感、冷や汗を伴う息苦しさ、突然の意識消失がある場合は、心筋梗塞や重い不整脈など緊急性の高い病気の可能性があります。様子を見ずに、ただちに救急要請(119番)をしてください。

ご自宅で今日からできる工夫

検査や治療と並行して、生活の中で見直せる点もあります。無理のない範囲から始めてみてください。

  • 体重が増えている方は、少しずつでも減量に取り組む
  • 寝る前の飲酒を控える(のどの筋肉がゆるみ、無呼吸が悪化しやすくなります)
  • 仰向けよりも横向きで寝ると、いびきが軽くなる場合があります
  • 鼻づまりがあるときは、その治療も一緒に行う
  • 寝苦しい夏の夜も、エアコンを上手に使って睡眠時間を確保する
  • 眠気が強いときは、車の運転を控えて早めにご相談ください

当院でできる検査と治療の流れ

睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合、まずはご自宅で行える簡易検査(携帯用の装置を指と鼻につけて一晩眠っていただく検査)で、睡眠中の呼吸の状態や血液中の酸素の値を調べます。入院の必要はなく、ふだんどおりの環境で検査できます。結果によっては、より詳しい精密検査(終夜睡眠ポリグラフ検査)を、連携する医療機関にご紹介することがあります。

診断がついた場合の治療としては、CPAP(シーパップ)療法という、睡眠中に鼻マスクから空気を送って気道を広げる方法が代表的です。一定の基準を満たす場合には健康保険で受けることができ、月1回程度の受診で治療状況を確認していきます。あわせて、血圧・不整脈・心不全といった循環器の面からの評価も行い、心電図、24時間心電図(ホルター心電図)、心臓超音波検査(心エコー)、血液検査などで全身の状態を確認します。

当院は名鉄犬山線 岩倉駅の近くにあり、駐車場もございます。岩倉市の方はもちろん、江南市・北名古屋市・小牧市など近隣にお住まいの方にもご来院いただいています。

まとめ

いびきや日中の眠気は、単なる疲れや暑さのせいとは限りません。睡眠時無呼吸症候群は、高血圧や不整脈、心不全などと深く関わる、循環器内科にとって身近な病気です。ご自宅でできる検査から始められますので、「家族にいびきを指摘された」「血圧がなかなか下がらない」という方は、岩倉市の のざき内科・循環器内科までお気軽にご相談ください。夜の呼吸を整えることが、心臓と血管を守る第一歩になります。

のざき内科・循環器内科

愛知県岩倉市大地新町3-43(名鉄犬山線 岩倉駅近く・駐車場あり)

診療時間: 月・火・木・金 9:00〜12:00/16:00〜19:00、土 9:00〜12:00/14:00〜17:00

お電話でのご相談・ご予約 0587-37-2018

院長 野﨑俊光

この記事の執筆者

のざき内科・循環器内科 院長 野﨑 俊光

日本循環器学会認定 循環器専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医。愛知県岩倉市で内科・循環器内科・小児科・リハビリテーション科の診療を行っています。

  • アクセス・診療時間はこちら
  • Webで簡単予約

MEDICAL

  • 内科
  • 循環器内科
  • 小児科
  • 頭痛外来
  • 糖尿病外来
  • 肥満外来
  • 心大血管リハビリテーション
  • 人間ドック
  • 自費診療
  • 採用情報
  • 院長ブログ