医療ダイエットを検討するとき、最も気になるのは費用だと思います。しかも多くのクリニックでは「1本いくら」しか書かれておらず、結局いくらかかるのかが分かりません。
このページでは、当院の料金をすべて公開したうえで、実際に6ヶ月続けるといくらになるのか、そしてその後どう変わっていくのかを、シミュレーションでお示しします。
なお、当院の肥満外来は自由診療です(保険は使えません)。その理由も、このページの後半でご説明します。
※2026年8月1日より、マンジャロの料金を改定(値下げ)しました。本ページは新料金です。
結論
― 治療が進むほど、月々の負担は軽くなります
先に全体像をお伝えします。当院の肥満外来は3つの段階に分かれており、進むにつれて月あたりの費用が下がっていきます。
| 減量期(6ヶ月) | |
|---|---|
| 内容 | 週1回の注射で目標体重を目指す |
| お薬代の目安(月あたり) | 16,000円 |
| 維持期(期限なし) | |
|---|---|
| 内容 | 2週に1回に延ばして体重を守る |
| お薬代の目安(月あたり) | 8,000円相当 |
| 離脱期(約3ヶ月) | |
|---|---|
| 内容 | 3週に1回まで延ばして卒業へ |
| お薬代の目安(月あたり) | 約5,300円相当 |
| 卒業後 | |
|---|---|
| 内容 | 通院終了(チェック受診1回のみ) |
| お薬代の目安(月あたり) | 0円 |
※マンジャロ2.5mgの場合の目安です。用量・薬剤により異なります。効果や必要な期間には個人差があります。
多くのクリニックでは、痩せたあとも同じ量・同じ間隔で薬を使い続けることになり、費用は下がりません。当院は「やめ方」まで設計しているため、費用も段階的に軽くなっていきます。
お薬の料金表(すべて税込)
注射薬(1本あたり/週1回投与)
| マンジャロ | |
|---|---|
| 2.5mg | 4,000円 |
| 5mg | 6,000円 |
| 7.5mg | 8,000円 |
| 10mg | 10,000円 |
| ゼップバウンド | |
|---|---|
| 2.5mg | 5,600円 |
| 5mg | 8,900円 |
| 7.5mg | 11,500円 |
| 10mg | 14,000円 |
※1回のご来院で原則4本(約1ヶ月分)をお渡しします。 ※マンジャロは2026年8月1日改定の新料金です。
飲み薬(30日分)
| リベルサス | |
|---|---|
| 3mg | 9,000円 |
| 7mg | 15,000円 |
| 14mg | 20,000円 |
診察料・検査料
| 初診料 | 1,000円 |
|---|---|
| 再診料 | 500円 |
| 血液検査 | 2,000円 |
当院の料金はこれがすべてです。カウンセリング料、サポート料、管理料といった名目の追加費用はいただいていません。
6ヶ月の費用シミュレーション
マンジャロ2.5mgで開始し、6ヶ月続けた場合の目安です。
| 初診料 | 1,000円 |
|---|---|
| 血液検査(初回) | 2,000円 |
| お薬代(16,000円 × 6ヶ月) | 96,000円 |
| 再診料(500円 × 5回) | 2,500円 |
| 合計 | 101,500円 |
1ヶ月あたりに直すと、およそ17,000円です。
効果が鈍ってきた場合には増量することがあり、その場合は上記より費用が増えます(例:5mgに増量すると月24,000円)。ただし当院では、体重が月に2%以上減っている間は増量しません。効いているのに量を増やすのは、費用の負担が増え、副作用のリスクも上げるだけだからです。
維持期・離脱期の費用 ― なぜ安くなるのか
目標を達成したあと、当院では注射の間隔を延ばしていきます。ここに費用が下がる仕組みがあります。
1回にお渡しする本数は、原則4本のまま変わりません。注射の間隔が2週に1回になれば、4本で8週間分になります。つまり、1回のお支払い額(16,000円)は同じでも、それが2ヶ月もつため、月あたりでは8,000円相当になるのです。ご来院も2ヶ月に1回になり、通院の負担も半分になります。
| 減量期 | |
|---|---|
| 注射の間隔 | 週1回 |
| ご来院 | 1ヶ月ごと |
| 1回のお支払い | 16,000円 |
| 月あたり | 16,000円 |
| 維持期(M1) | |
|---|---|
| 注射の間隔 | 2週に1回 |
| ご来院 | 2ヶ月ごと |
| 1回のお支払い | 16,000円 |
| 月あたり | 8,000円相当 |
| 離脱期(L1) | |
|---|---|
| 注射の間隔 | 3週に1回 |
| ご来院 | 3ヶ月ごと |
| 1回のお支払い | 16,000円 |
| 月あたり | 約5,300円相当 |
※別途、再診料500円がかかります。維持期には、飲み薬(リベルサス3mg・月9,000円)に切り替えるプランもあります。
ゼップバウンドは保険で使える?当院の考え方
「ゼップバウンドやウゴービは保険適用になったと聞いたのに、なぜ自費なのか」というご質問をよくいただきます。正確にご説明します。
保険適用には施設基準などの条件があります
ゼップバウンドは、国内で「肥満症」の治療薬として承認された医薬品です。ただし、保険診療で使用できる医療機関は、厚生労働省の「最適使用推進ガイドライン」が定める要件を満たす施設に限られています。
主な要件は、次の3つです。
- 1.関連学会(日本内分泌学会・日本糖尿病学会・日本循環器学会)のいずれかから「教育研修施設」として認定されていること
- 2.これらの学会の専門医が常勤していること
- 3.管理栄養士による食事療法の指導体制が施設内に整っていること
このうち最も高いハードルが、1の教育研修施設の認定です。これは専門医を育成する研修機能を持つ施設への認定で、大学病院や総合病院が中心です。一般のクリニックがこの認定を受けることは、現実的にはほとんどできません。
さらに、保険で使う場合は患者さん側の条件も定められています。高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかがあり、食事・運動療法で十分な効果が得られず、かつ「BMI35以上」または「BMI27以上で肥満に関連する健康障害が2つ以上」に該当する場合に限られます。「痩せたい」というご希望だけでは対象になりません。
当院が自由診療で提供している理由
当院には循環器専門医(日本循環器学会)が常勤しており、医師の要件は満たしています。しかし、教育研修施設の認定は病院を主な対象とした制度であり、当院のようなクリニックはこの施設要件を満たせないため、ゼップバウンドを保険診療では提供できません。そのうえで、必要とされる方に治療をお届けするため、自由診療としてご提供しています。
自由診療である以上、費用は全額自己負担です。だからこそ、料金をすべて公開し、進むほど負担が軽くなる設計にしています。
なお、当院で使用する薬剤はすべて、国内の医薬品卸売業者を通じた正規流通品です。個人輸入は一切行っていません。
他院・オンライン診療との費用の比べ方
費用を比べるときは、1本あたりの価格だけでなく、次の3点をご確認ください。
- 1.診察料以外の追加費用があるか ― カウンセリング料、初回登録料、サポート料などの名目で加算されることがあります
- 2.1年間の総額はいくらか ― 安く始められても、同じ量を1年間続ければ総額は大きくなります。当院は維持期以降に費用が下がる設計です
- 3.やめるときの計画があるか ― 薬を止めれば費用はゼロですが、リバウンドすれば再び費用がかかります。「やめ方」まで含めた総額で比べてください
よくあるご質問
医療費控除の対象になりますか?
肥満症の治療として医師が必要と判断して行う診療は、医療費控除の対象となる場合があります。一方、美容や痩身のみを目的とする場合は対象外とされています。個別の判断は所轄の税務署にご確認ください。なお、確定申告での領収書の提出は不要ですが、5年間の保存が義務付けられています。領収書は再発行できませんので、大切に保管してください。
支払い方法は?
現金のほか、各種クレジットカードがご利用いただけます。
途中でやめたくなったら、費用はどうなりますか?
お渡し済みのお薬の返金はできませんが、次回以降の費用は一切かかりません。契約や回数券のような縛りはなく、いつでも中止できます。ただし急な中止はリバウンドのリスクが高いため、離脱期のご相談をおすすめします。
最初にいくら用意すればいいですか?
初診時のお支払いは、初診料1,000円+血液検査2,000円+お薬代(マンジャロ2.5mg 4本で16,000円)の合計19,000円程度が目安です。
保険が使えるクリニックを紹介してもらえますか?
ご希望があれば、保険診療の対象となる可能性についてご説明したうえで、必要に応じて他院の受診をご案内します。まずは診察でご相談ください。
費用のご相談も遠慮なくどうぞ
費用は、治療を続けられるかどうかを左右する大切な要素です。
「この金額を何ヶ月続けられるか」という視点で、無理のない計画を一緒に立てます。
予算に合わせて薬剤や用量を選ぶことも可能です。
診察で、遠慮なくご相談ください。
費用のご相談も遠慮なくどうぞ
〈医薬品の承認状況等に関する重要事項〉
■ ゼップバウンド(一般名:チルゼパチド)
- 国内で「肥満症」の治療薬として承認された医薬品です。保険診療で使用する場合には施設基準等の要件が定められているため、当院では自由診療として提供しています。
- 国内の医薬品卸売業者を通じて正規流通品を仕入れています(個人輸入は行っていません)。
■ マンジャロ(一般名:チルゼパチド)
- 国内では「2型糖尿病」の治療薬として承認されています。減量目的での使用は、承認された効能・効果と異なる「適応外使用」(自由診療)です。
- 同成分(チルゼパチド)の製剤「ゼップバウンド」が、肥満症の治療薬として国内で承認されています。
- 同成分の製剤は、米国FDA(食品医薬品局)においても肥満症治療薬として承認されています(2023年)。
- 国内の医薬品卸売業者を通じて正規流通品を仕入れています(個人輸入は行っていません)。
- 適応外使用において重篤な副作用が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。
■ リベルサス(一般名:セマグルチド)
- 国内では「2型糖尿病」の治療薬として承認されています。減量目的での使用は適応外使用(自由診療)です。
- 同成分(セマグルチド)の注射製剤「ウゴービ」が、肥満症の治療薬として国内で承認されています。
- 同成分の注射製剤は、米国FDAにおいても肥満症治療薬として承認されています(2021年)。
- 国内の医薬品卸売業者を通じて正規流通品を仕入れています(個人輸入は行っていません)。
- 適応外使用において重篤な副作用が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。
■ 主な副作用
- 吐き気、嘔吐、下痢、便秘などの消化器症状が報告されています。多くは治療の経過とともに軽快しますが、症状が強い場合はご相談ください。まれに膵炎、胆石症、低血糖などが生じることがあります。妊娠中・授乳中またはその可能性のある方、甲状腺髄様癌の既往歴・家族歴のある方、重度の胃腸障害のある方、膵炎の既往歴のある方は、この治療を受けることができません。
■ 効果には個人差があります
- 本ページに記載の臨床試験データは、特定の用量・期間における試験結果であり、すべての方に同様の効果を保証するものではありません。
















