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院長ブログ

夏の脱水は心臓の大敵|岩倉市の循環器専門医が教える熱中症と血圧の注意点

2026年7月27日

連日の厳しい暑さが続いていますが、体調はいかがでしょうか。岩倉市ののざき内科・循環器内科にも、この時期は「なんとなくだるい」「めまいがする」「動悸がする」といったご相談が増えます。実はその不調、単なる夏バテではなく「かくれ脱水」が心臓や血圧に負担をかけているサインかもしれません。この記事では、循環器専門医の視点から、夏の脱水と熱中症が心臓・血圧に与える影響と、ご家庭でできる対策、受診の目安をご紹介します。

夏の脱水が心臓と血圧に与える影響

汗をかいて体の水分が減ると、血液は濃くなり、いわゆる「ドロドロ」の状態に近づきます。血液の量が減ると血圧が下がりやすくなり、立ちくらみやふらつきの原因になります。また、濃くなった血液は血栓(血のかたまり)ができやすくなるため、夏は脳梗塞や心筋梗塞にも注意が必要な季節といわれています。

さらに、脱水で心拍数が上がると心臓の仕事量が増えます。心臓の機能が低下している方では、夏の脱水がきっかけで体調を崩される場合もあります。

高血圧・心臓病の方が夏に気をつけたいこと

普段から血圧のお薬を飲んでいる方は、夏に血圧が下がりすぎることがあります。次のような変化があれば、お薬の調整が必要になる可能性がありますので、自己判断で中止せず、かかりつけ医にご相談ください

  • 家庭血圧がいつもより10〜20mmHg以上低い日が続く
  • 立ち上がったときのふらつき、めまいが増えた
  • 利尿薬(尿を出すお薬)を飲んでいて、汗を多くかく日が続いている

とくに利尿薬を服用中の方は脱水になりやすいため、夏場は注意が必要です。

正しい水分補給のポイント

  • のどが渇く前に、こまめに(コップ1杯程度を1日6〜8回が目安)
  • 起床時・入浴前後・就寝前は意識して1杯
  • 大量に汗をかいたときは水だけでなく塩分も(経口補水液など)
  • アルコールやカフェインの多い飲み物は水分補給には不向きです

なお、心不全などで医師から水分制限を指示されている方は、自己判断で飲水量を増やさず、必ず主治医にご確認ください。

こんな症状があれば受診を

以下のような症状がある場合は、我慢せず早めの受診をおすすめします。

  • めまい、立ちくらみ、ふらつきが続く
  • 動悸や脈の乱れを感じる
  • 息切れやむくみが出てきた、急に体重が増えた
  • 尿の量や回数が明らかに減った
  • 頭痛や吐き気、体のだるさが取れない

意識がもうろうとする、呼びかけへの反応がおかしいなどの場合は、重症の熱中症の可能性があります。ためらわず救急要請(119番)をしてください。

当院でできること

のざき内科・循環器内科では、循環器専門医・総合内科専門医の院長が、夏の体調不良の背景に心臓や血圧の問題が隠れていないかを含めて診察いたします。必要に応じて、心電図検査、心臓超音波(エコー)検査、血液検査などをその日のうちに行うことが可能です。血圧のお薬の夏場の調整のご相談もお受けしています。

まとめ

夏の脱水は、熱中症だけでなく血圧の変動や心臓への負担にもつながります。「年のせいかな」「夏バテだろう」と思う不調の裏に、治療が必要な病気が隠れていることもあります。気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

のざき内科・循環器内科

愛知県岩倉市大地新町3-43(名鉄犬山線 岩倉駅近く・駐車場あり)

診療時間: 月・火・木・金 9:00〜12:00/16:00〜19:00、土 9:00〜12:00/14:00〜17:00

お電話でのご相談・ご予約 0587-37-2018

院長 野﨑俊光

この記事の執筆者

のざき内科・循環器内科 院長 野﨑 俊光

日本循環器学会認定 循環器専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医。愛知県岩倉市で内科・循環器内科・小児科・リハビリテーション科の診療を行っています。

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