今はインフルエンザ予防接種のシーズンです。
今日もたくさんの方にワクチン接種を行いました。
当院はお子さんも多いので、小さな子供にはよく泣かれます。
親御さんは大泣きする我が子に、色々な態度で声を掛けます。
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「すぐ終わるから我慢してね」
「よく頑張った。えらかったね」、などが多いでしょうか。
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注射前に大騒ぎする子には・・・
「ちょっと、迷惑かかるからやめて!」
「お兄ちゃんなのに恥ずかしい!!!」
「この前は泣かなかったのに、今日はどうしたの?」、などなど色々
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そんな親御さんへ。
小さな子供が注射を怖がるのは当たり前の反応です。
3歳までは注射への恐怖心があっても自己表現が泣くことくらいしかできないため、大暴れするお子さんは少ないです。
年中さんは、私が見ている限り、皆暴れる傾向にあります。注射の経験を積み、嫌な事への自己表現ができるようになる年ごろでしょう。しっかり抵抗できます。
年長さんになると、集団での行動・やらなければいけない事を理解しつつあり、我慢が少しできるようになります。年中より暴れなくなるお子さんは多いです。
年長さんになっても大暴れする子ももちろんいますが、小学1年生、2年生になるにつれて、一人で椅子に座って暴れずに注射を打てるようになります。
このような経過をたどりますので、どうぞご安心ください。
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親御さんへのお願い
お子様には、予防接種予定日の少なくとも前日から、できれば1週間前から注射があることを伝え、心が準備できる時間を与えてあげて下さい。そして、注射する時に暴れても叱責することなく、終わった後に抱きしめてあげて下さい。子供に安心を与えることを心掛けましょう。
暴れないことが偉いのではなく、我慢できたことを褒めてあげて下さい。
私は年々成長していくお子様たちを見れて、嬉しく思います。