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院長ブログ

コロナの「診断」と「治療薬」はセットで考えよう!

2023年5月21日

徐々に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が増えています。

5/8から感染症法の位置付けが2類→5類に変更となったため対応が少し変わります。

 

●若年~中年で症状が軽い場合は基本的に感冒薬内服し自宅療養で構いません(5日間の自宅待機)

●小児はけいれんがやや多いという報告もあり、かかりつけ医受診が推奨されます。

●高齢者は重症化リスクに該当するため、コロナ治療薬の内服が勧められます。

 

いずれにしても、発症初期で症状が強い場合はコロナ治療薬の適応になります。

 

コロナには治療薬があります。

誰でも処方してもらえることをご存じですか?

 

12歳以上の方(妊婦さん以外)であればCOVID-19の診断を受けた方にはコロナ治療薬を処方できます(治療薬は全額公費負担)

塩野義製薬が開発したコロナ治療薬「ゾコーバ」は副反応が少なく、インフルエンザ治療薬のタミフルと同様に使いやすい薬です。

ゾコーバなどコロナ治療薬の効果を疑問視する医師もいますが、インフルエンザ治療薬と同等の評価で「早く症状を改善する(発熱、倦怠感、咽頭痛、咳・鼻水)」ことが確認されています

「今の症状がキツい」と感じる方には内服することで恩恵があります。

また、ゾコーバはコロナ後遺症の出現も45%低下させるという治験結果も発表されました。

 

行動制限も緩和されておりますので、早く体調を整え社会復帰するためにコロナの「診断」と「治療薬」はセットで考えましょう。

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