久しぶりの更新になりました。
ロシアのウクライナ侵攻という近年最大の衝撃の前に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はややかすみましたが、COVID-19の第6波は大変なものでした。
以下に当院のCOVID-19第6波のデータをお示しします。
<当院のCOVID-19の検査数と陽性率>
検査件数 | 陽性者数 | 陽性率 | |
12月全体(第6波前) | 18 | 0 | 0.0% |
1月全体(第6波突入) | 218 | 61 | 28.0% |
2月全体(第6波ピーク) | 357 | 156 | 43.7% |
3月全体(第6波ピーク) | 315 | 156 | 49.5% |
4月第1週(4/4-4/10) | 36 | 21 | 58.3% |
4月第2週(4/11-4/17) | 43 | 18 | 41.9% |
4月第3週(4/18-4/24) | 38 | 6 | 15.8% |
4月第4週(4/25-5/1) | 31 | 12 | 38.7% |
4月全体 | 148 | 57 | 38.5% |
5月第1週(5/2-5/8:診療日2日のみ) | 10 | 3 | 30.0% |
5月第2週(5/9-5/15) | 52 | 19 | 36.5% |
5月第3週(5/16-5/22) | 40 | 13 | 32.5% |
*****
1月末から3月中旬にかけて第6波はピークを迎えました。
特に2月は私も診療をしていて「もうこれ以上は無理」という状況に追い込まれました。
4月になり発熱患者数は確実に減りましたが検査陽性率は高止まりし、GWを挟んで発熱患者数の減少も鈍っています。
COVID-19に関して、最近になりテレワークの縮小やマスク着用緩和の動きがあるように私も現在の厳しい制限を継続することには反対ですが、高齢者にとってインフルエンザよりも数倍怖い感染症であることには変わりありません。
高齢者に対する配慮は忘れずに、政府にはコロナ感染者や濃厚接触者への自宅療養期間の緩和を検討して頂き、コロナを過度に恐れずある程度自由な日常生活を取り戻したいものです。