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院長ブログ

今週のコロナニュース⑲ コロナ治療薬の展望

2021年6月27日

昨日(土曜日)も当院ではコロナワクチン接種を夕方まで行いました。

今日(日曜日)も午前中、コロナワクチン接種を行います。

現状では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を抑える手段は「自粛」か「ワクチン」しかありません。

岩倉市では、6/16現在のデータで65歳以上の高齢者のコロナワクチン予約率85.6%となっております。

岩倉市民のコロナワクチンへの高い関心を示すデータです。

40歳~64歳が70%接種、12歳~39歳が50%接種で、トータル60%を上回ればCOVID-19の大きな流行は抑えられると期待しています。

一方で、コロナワクチンを「接種しない」と決めた方への配慮も当然必要です。

特に若者では希望しない方も多いでしょう。

「希望する方」と「希望しない方が」対立することなく、希望される方への接種が順調に進むことを期待しています。

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さて、話題がワクチン一辺倒になっている今、コロナ治療薬はどのような現状(開発段階)になっているのでしょうか?

ここでいうコロナ治療薬とは、現状で承認がおりていない薬剤で、新しく世の中に出てくることが期待される薬剤です。

私は薬理学専門ではないので専門家のようなコメントはできませんが、厚生労働省や製薬会社が発表しているプレリリースなど信頼できる所から情報を集めてみました。

 

承認申請中のもの(審議中)

●アビガン(製造販売業者:富士フイルム富山化学株式会社)

2021年12月21日の薬事審議会で有効性を明確に判断することは困難と判定され、現在は国内では50歳以上の重症化リスク因子をもつ発症早期COVID-19患者を対象とした企業治験が改めて実施されている。

→ 劇的な治療効果は期待できないのではないか

 

治験(承認申請する根拠となる臨床試験)実施中のもの

●アクテムラ(製造販売業者:中外製薬株式会社)
関節リウマチの治療薬として国内で承認を取得している、分子標的薬。炎症性サイトカインであるIL-6 の作用を抑制し、抗炎症効果を示すヒト化抗ヒトIL-6受容体モノクローナル抗体である。新型コロナウイルス感染症によるサイトカインストームの抑制が期待されている。2021年6月24日に新型コロナウイルス感染症による入院患者を対象とし、米国食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可を取得した。

→ 正直、どの程度有効なのか分かりませんが、重症例に使用され効く可能性が高いと思われる

 

●ストロメクトール(イベルメクチン)(製造販売業者:MSD株式会社)

腸管糞線虫症(線虫が腸に感染する病気)や疥癬(ダニの一種が皮膚に寄生する病気)の治療薬として国内で承認を取得している。 豪州のグループが基礎研究において新型コロナウイルスの増殖を強力に阻害する作用がある旨の報告を行っている。

→ 個人的には経口薬なので期待しています

 

開発中あるいは海外で緊急使用許可がでているもの(日本での承認申請は未定)

●抗体カクテル療法

アメリカでは「カシリビマブ/イムデビマブ(米リジェネロン/スイス・ロシュ)」、「バムラニビマブ/エテセビマブ(カナダ・イーライリリー/アブセラ)」、「ソトロビマブ(英グラクソ・スミスクライン/米ビル・バイオテクノロジー)」の3剤が抗体カクテル療法として緊急使用許可が出ている。

→ 効果は確かだが、重症例に適応か?

 

●抗ウイルス薬

・米メルク/米リッジバック・バイオセラピューティクス: 抗ウイルス薬モルヌピラビル。経口薬で軽症例も適応することを視野に国内第3相臨床試験を今年6月に開始した。

・米ファイザー: 経口のプロテアーゼ阻害薬「PF-07321332」と静脈内投与の同「PF-07304814」の治験中。ファイザーCEOの発言では早ければ2021年末にもアメリカで緊急使用許可が得られる見通しという。

・スイス・ロシュ/米アテア: RNAポリメーラーゼを阻害する作用を持つ経口の抗ウイルス薬「AT-527」を、軽症から中等症の患者を対象にグローバル第3相治験中。

→ インフルエンザ治療薬「タミフル」のような軽症例でも使用できる使い易さを期待しています。

 

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調べてみると、着々とコロナ治療薬の開発は進行しています。

咳・発熱者外来を行っている当院としては、インフルエンザの治療薬のような軽症例にも使える経口薬を期待したいですね。

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